ワインを知れば世界の歴史が見えてくる。
今や世界で一番有名なワインオークションとなったオスピス・ド・ボーヌ。
その利益はフランスで最も傑出した歴史的建造物「オテル・デュー(オスピス・ド・ボーヌ)」の維持や病院の設備にあてられます。
大法官ニコラ・ロランによってこの施療院が設立されたのは1443年、百年戦争が終結した混乱の最中ペストが猛威を振るい、大勢の人々がこの施療院に収容されました。
彼はオテル・デューの存続に尽力し、ローマ教皇庁の宗教的な庇護のもとに置き税金を免れ、その財務能力を駆使して蒲萄畑や農園、森林を寄進しました。5世紀に渡って
蒲萄づくりの伝統は守られ、そこから生み出されるワインこそがこの「オスピス・ド・ボーヌ」なのです。
こちらのオスピス・ド・ボーヌ ムルソーシャルム1996 アルベール・グリヴォ
口に含んだ瞬間、無限に膨らみ続けるような長い余韻、ミネラルやナッツのニュアンス、奥行きのある素晴らしいバランスが特徴です。
本数は僅かですが、ご予約にて当店でもお飲み頂くことができますのでご興味のある方は是非お問合せ下さい!
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